明日

今の自分から生まれてくる
明日というその場所に
君が居なくても
届くことのない
君へ贈りもの…
明日の続きを

君に心許せる場所が
在ります様に

想いを語れるそんな場所が
在ります様に　と…

君を愛し？始め
弱くなっていった自分

君に求められ
強くなれた自分

凍えながら
二人ともが二人ぶん
傷ついていた　

二人にとって何の得もない
朽ちた場所でも
枯れた地でも
そっと微笑み合うように
寄り添えたなら
生きる意味を
見つけられたのかもしれない

何時かそんな場所に
二人が辿りつき
優しく静に微笑み
会えたなら…

跡形も無く
溶けてしまった雪

雪だけが知っていた
私達の恋は…

梅雨の夜空に静に語る
壊れた携帯のストラップ
握り締め眠る夜

今夜も君に優しい風が
吹いてますよに