今日の日記

2001年6月8日
寂しがり屋さんの側を
通り過ぎた

心配しないでと
声にならない呟きをし
心配しながら見つめてる


悲しそうな顔
君が浮かんだ朝

そして音の無い世界でそっと
目を明けた夜

神など信じないであろう
君に贈った 
 二つの陽炎

夜空を見上げ今日一日を
想う
遠い夜空に手を伸ばし
何処へ向かうの?と囁けば

少し冷たい風が無言で
私を包み込む

君と同じ煙草を吸いこみ
短くなるその時まで
君が側に居るようで
離せない

幻を愛したのかな?

何度も繰り返し夜空を見上げる

何処から吹くのか?
優しい風は

息を止め目を閉じ耳をふさげば
不安に耐え切れず回避する
また優しい風が吹いた

もう少しここに居させて
…と煙草を又、口にする

大きな背中に寄り添った
あの日の幻を思い出し
そっと閉じるだけ

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