要らない・・・！

過去を、想い出を大切に
生きたとしても

今も、これからも、
未来に君はいないんだよ

いずれ、今も未来も
過去となる

君のいない未来を歩いても
君のいない過去が増えるだけ

そんな過去なら
いらない

未来に何を求めろと言うの？
君の居ない未来に
生きる意味など見つからないよ

二人で過ごした過去を
想い出を
どんなに大切にしても

君にはもぉ
触れられない

過去にしがみ付き
過去と言う
亡霊に
今を重ねても
君に包まれることは
もぉ、ない…

過去は私を必要としていない

ならばなぜ？過去ばかり
見つめる？
過ぎ去った過去の中に
何を求める？

『愛を見つけよう』と
してるのか？自分

見つけたとしてもそれは
過去の話し

今はもう、どこにもないんだよ

分かっているよ！
そんな事は！

それでも包まれていた
大切な時間という
過去に
生きる意味を感じていたんだ！

毎日、こんな二人の自分と会話する

ベランダから見える街の向こうに
君が住む街を探し
遥か遠くを見つめてる

夕焼けが綺麗だ
雨は止んでいるのに
滲んで見えた


君の居ない過去も未来も要らない
なぜ？生かされてるんだ？

要らないものばかり
増えてゆくだけなのに

どんなに大切にしても
過去は何も答えてはくれない

それでも捨てられない過去