最期の時
2002年2月26日仕事中、突然携帯が 震える
『至急TELしろ!』・・・なんてメ-ルだ
姉からのメ-ルはいつも こんな感じだ
それにしても 胸騒ぎ
ちょっと席を外し TELしてみれば
親戚の叔父さんが 亡くなったと・・・。
子供の頃、可愛がってくれた 叔父さんだ
姉、弟と待ち合わせ お通夜に向かった。
帰りの車の中 思う
祖母がまだ生きてた頃 幼心に私は
祖母のひざで
『死んでしまうって怖いよね?』
そんな私に祖母は 優しく微笑んで言った
『なぁ〜んも怖くないさぁ♪天国には大好きな
爺ちゃんが居る。先に逝ってしまった息子も居る
おばあちゃんの、父さん母さんも居る
そして友達もな だから何も怖くないさ』
・・・と
まるで楽しみさえに感じた事を
そして少し時間がたって ふっとこんな事も
『ただ爺さんは若くに天国へ逝ってしまったし
格好良かったから たくさんの女性に囲まれ
シワくしゃの婆さんを見て気がついてくれるかな?』
お婆ちゃんは 今、 天国で 大好きな
お爺ちゃんと 会えたのだろうか?
そんな事を 思い
高速を走る車の窓から
満月に近い月を 眺めてました
**********************
叔父さんが最期に 会いたかった人は居たのかな?
最期に浮かんだ人は誰だろうか
告げたかった心の思いは 言えたのだろうか
最期は、皆、 焼かれて骨になる
コメント