目にみえない存在

　　だまって　笑顔で　見ているだけ

　貴方からの問いかけはなく
　　ノックする勇気もなく

　見えないラインの手前で踏みとどまったまま

　　先にも　後にも　右にも　左にも

　　　動けない・・・。

　『もぅ勝手に一人で決めるなよ！』

　　そう　呟いた　貴方は　何処にもいない

　離れられないと互いが感じてた時は
　　どんなに　さよなら　告げても

　　　離れられなかったね

でも　今、同じ言葉を口にすれば
　貴方は　『　わかったよ　』と
　　　簡単に受け入れるのでしょう

　　見えない手錠を
　　　知られてはいけなかった存在を

　　消したいですか？